栃木県高等学校定時制・通信制教育振興会の今年度第1回の理事会を開催しました。 定時制・通信制教育を取り巻く状況は、年々多様化、複雑化しています。 従来の「働きながら学びたい」という勤労学生、勤労青少年が減少し、中学校での不登校経験者や、別の高校を中退した者など、様々な動機を持って入学する生徒が増加しています。 また、景気は回復傾向にあるものの、経済的にも精神的にも、不安定で複雑な家庭環境などにある生徒の存在なども聞こえてきています。 本振興会の活動としては、定通総体、文化発表会の共催、優秀生徒の表彰、機関誌「蛍雪」の発行等を予定しています。 今年度も、定時制・通信制に学ぶ生徒たちを側面から支える取り組みをしっかりと継続していきたいと考えています。 定時制・通信制教育が一層充実し、生徒が未来に向かって自らの可能性に挑戦できる、魅力ある教育となるためには、生徒自身の強い意志・意識と、一人ひとりの生徒に寄り添い、決してあきらめることなく卒業まで支えていこうという先生方の思いが一つになっていくことが重要であり、必要であると感じています。 県議会議員という立場から、政策面、予算面においても必要な支援ができるよう、努力していきたいと思っています。
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Date: 2016/05/19(木)
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